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カイロを学ぶにはどのようにしたら良いのでしょうか。このページではカイロの学び方についてご紹介して行きます。

世の中には様々な手技療法があり、カイロもその一つです。そしてカイロ界の内部にも様々な流派があり、それぞれの流派を「テクニック」と呼んでいます。カイロを勉強し、実践してゆく中で「どのテクニックが一番優れているのだろうか?そしてどのテクニックを学ぶべきなのだろう?」等、テクニックの選択に迷いが生じる場合があります。

選択に迷った時には改めて自分の目的を思い起こしてみて下さい。あなたは何を目的にカイロを学ぶのですか?・・・それは患者さんを治療する為です。治療とは、患者さんが不快と訴える箇所を改善させる為に「心と身体を変容させる」過程を言います。

カイロによって身体を変容させるのは想像がつきます。姿勢が変化したり、O脚が改善したりする状態です。では心を変容させるとはどのような意味なのでしょうか。
施術前は得体の知れない痛み等に対して不安を抱いたり、恐怖していたりします。これが原因で日常生活に様々な支障をきたす場合もあるでしょう。ところが施術を受ける事で、症状が緩解しこれら問題をクリアする事が出来ます。また、症状が完全に取れないとしても、症状の説明と今後の対処法について説明を受けることで、不安や恐怖が和らぎます。

「カイロとはサブラセーションをアジャストメントする事を目的とする。治すのは患者さん自身のイネイトである。カイロプラクターが治すなどと言う考えは高慢だ。」と言う考え方があります。しかし何故サブラクセーションを探し出し、アジャストメントする必要があるのでしょうか?
・・・簡単です。患者さんが不快と訴える箇所を改善させるために必要だからですw

そしてこの目的(不快と訴える箇所を改善させる)を
「出来るだけ早く」
「患者さんに負担少なく」
達成出来るように努力しなくてはなりません。その為に勉強する必要があるのです。国際的に認められるようになる為に勉強するのが一義的な目的ではありませんし、営業的に他カイロプラクターとの差別化を計る為の学位でも無いはずです。

一臨床家として疾患と向き合って行くのがカイロプラクターです。そして結果を残せれば、その積み重ねが山(政府)をも動かす事になるかもしれません。一回一回の臨床で良い結果を残せるよう、日々努力し続ける事がとても大切です。

カイロ業界全体としては、疾患に対して統一見解、分析が出来るような教育基準が必要だと思います。それが国際基準でも良いし、他医療系国家資格の所持と言うならばそれも良いでしょう。いずれにしても業界がまとまり、話し合いを設ける機会が必要です。しかし現実は・・・。
■学校

まずは学校から考えてみます。日本にはカイロの資格がありませんので、カイロの本場アメリカでD.C.の資格を取るのが一番真っ当なカイロプラクターになる方法と言えるでしょう。しかしながら実際に、日本を離れアメリカで勉強を続けるには、クリアしなければならない問題が沢山あるかと思います。

*参考サイト:カイロプラクティック大辞典 http://www.ijdc.org/

このような理由から、多くの人は日本でカイロを勉強する事になる訳ですが・・・法制化されていないが故に、日本のカイロ教育は様々な問題を抱えています。ですが、ここではあえてその点を語らずに、日本のカイロ学校を出るとどの程度出来るようになるのかを中心に考えてみます。

と言っても、これからご紹介する学校で授業を受けた訳ではありませんし、主観には差が生じます。ここで「良」とご紹介した学校でも、ある人にとっては「否」である場合もあるでしょうし、その逆もまたしかりです。ですからあくまでも、いち個人の意見と思って下さい。


カイロの学校を選ぶ際に、大きく2極化した考え方があります。その一つは学科よりも実技を重要視する考えです。いくら解剖、生理等の知識に秀いていたとしても、実際の実技がおろそかでは施術者としてはやってゆけません。その意味でも、単に頭が良ければ出来る仕事ではありません。カイロ独特の特殊運動技能が必要不可欠であり、その習得を第1の目的としアジャストが出来るようになるまで面倒を見てくれる学校を選ぶべきです。

と言う考え方です。ある意味正解ですが、都合の良いように歪曲されているケースもあります。この考えの極論形として、技術の習得だけに特化し、短期間で卒業させ認定書を渡す学校があります。思い切って表現するなら、どの椎骨かは解らないし、どの部分に接触しているかは知らないが、適当に鳴らせる事が出来るようになる学校と言う感じです。

もう一つは、実技よりも学科を重要視する考えです。人の身体に触るには、基礎医学的知識が必要です。何が危険で何が安全なのか。それが解っていなければ、事故を起こす可能性があります。必要最低限、客観的評価機関が認めた基礎医学的知識を持ち合わせてから、カイロ施術にあたるべきです。

と言う考えです。この考えの代表的なものが、国際基準を掲げている学校です。授業時間数から考えても、申し分無い内容の学校と言えます。他にも医療系国家資格を取得してから、カイロ専門校に通うと言う方法もあります。国際基準と言っても、日本国内では資格化されている訳ではありませんので、他医療系資格保持者から見れば無資格とのレッテルを貼られる訳です。国内限定で考えるなら、後者の道を選択したほうが世間の風当たりも優しいかと思います。

私は各学校の卒業生と仕事をしたり、お付き合いをさせていただいたり、お話をお聞きしたりしてきました。その体験からの感想を言えば・・・

2年制の大手でチェーン展開している学校の卒業生は、卒業してもそのままでは使えない。と言う感じを受けました。使える者は1〜2/30人程度だと思います。アジャストはもちろん技術重視の学校卒より下手です。と言うか、授業でアジャストのセッテイングのみで、スラストまで行わない学校が過去に存在していました(スラストのみが重要では無いとは思いますが)。更に学識的にも技術重視の短期学校の卒業したてと大して差はありません。そのクセ2年勉強したんだと言う変なプライドがあったりもします。まともに使えるようになるまでには、卒後ハードな環境で平均2〜3年かかります。

では技術重視学校の卒業生が使えるか、と言ったら・・・使えません。技術重視学校の卒業生は医学的知識が患者さん以下である人も居ます。人前に出したら管理職の方が恥をかきます。また、よほどアジャストに自信があるのか、実に思い切った事をしてくれます。その結果悪化した患者さんの面倒を見るのはまた管理職の方です。患者さんを壊した事に罪悪感を感じて辞めて行くか、周りが見えずに(壊したと思っていないのか?壊した事に気づいていないのか?)自分の技術を自己過大評価し、早期開業して行くかのどちらかが殆どです。

結論から言うならば、これから入学を検討している方は「RMIT」を選べば間違いはありません(選択はあくまでも自己責任で)。技術的には2年制学校卒がハードな環境で2〜3年経過した状態で卒業して来ます(この表現に文句をつけたい人もいるでしょうが、私の主観ですから)。もちろん技術は技術重視の学校卒などは足元にも及びません。

何故このようなレベルに達せられるのかを考えると、恐らくインターン制度の充実にあるのではないかと思います。かなり厳しい環境で実践的な研修を行っているようです。つまりこのインターン時に卒後2〜3年経験するであろう状況をこなしてきているのです。そりゃ使える訳です。医学的知識はもちろん他学校より遥か雲の上です。そのまま開業しても、事故を起こして即廃業には決してならないと思います。本当に良い学校だと思います。


実技か学科か。私はカイロの実技は長い期間をかけて習得、研摩して行くものだと思います。水泳や楽器のように体得して行くものだと。毎年思っていたのですが、何故プロ野球選手は毎年バッティングフォームの改善に悩むのでしょうか?自分の理想とのギャップを埋める為だと思います。ただそれだけの為に、たとえプロで結果を残している選手であっても練習するのでしょう。

この事からも技術習得には運動センス有無の問題だけではなく、どれだけ悩み、どれだけ練習時間を費やしたかが重要です。私個人は短絡的な機械に頼った技術を否定はしません。しかし相手は人間です。悩み、汗を流した末に習得した技術の重みを感じるものです。その差が結果になって現れても、私は不思議に思いません。

全ての技術習得の基礎は、模写にはじまります。まずは上手なカイロプラクターを探して下さい。そしてその人を手本として模写をして下さい。真似ているうちに自分の個性が出て来ます。


しかし技術のみに走ってしまう事はキケンです。アジャストを神秘化し絶対唯一的なものとしてしまう可能性があるからです。この深みに陥ると「全ての疾患がアジャストメントで治せる」と言う妄想を抱き出します。可能性は否定せず、かつカイロの限界を見極めるだけの能力を身に着ける為には、技術の習得と共に基礎医学的学習が必要です。専門医療機関への紹介が遅く、施術期間中に臨終に立ち会うというような事にならないように注意して下さい。

私が事あるごとに思い出す事例は、心臓疾患の疑いが認められた患者さんを、循環器系の病院に紹介した事です。狭心症と診断されニトロが処方されたそうです。しかし、2週間後にお亡くなりになりました。私があの時に「治せる」と思い込みアジャストを繰り返していたら・・・。心臓疾患の兆候を見過ごしていたら・・・。今アジャストしている自分は居ないでしょう。

そんなこんなで、RMIT以外に良さそうな学校は・・・

・シオカワスクール オブ カイロプラクティック http://jcra.ld.infoseek.co.jp/
アジャストが上手くなる学校として評判です。

全くの主観ですが、他校には魅力を感じません。
■セミナー

卒業してから勉強するためにセミナーに出席する訳ですが、セミナーにも良いものと、「ん〜」なものがあります。何でもカンでも参加すると言うのも一つの方法かもしれません。しかしお金はもちろん、時間はムダにしたくないものです。

まずは参加する目的を明確にする必要があります。自分には何が不足しているのか、何が欲しいのかを考えてみましょう。無作為にテクニックを習い、それを臨床で使い、飽きたらまた他のテクニックを使う。患者さん側としては、施術がコロコロ変わるのは不信感を招きかねません。

老人に対するアプローチ能力が足りないと思ったら、ソフトな手技を身につける必要があるでしょうし、普段から美容系手技の要望があれば、それに適したセミナーを受講すれば良いでしょう。引き出しは多くて4,5個あれば十分です。あれも、これもと主体性無く手を出すのはあまりオススメしません。

セミナーと称するからには、ある程度の知識と技術を伝授するのが当たり前だと思うのですが、中には講師の自慢話で終わってしまうものや、講師のテクニック披露がメインのような感じで、参加者に感嘆の声を上げられて鼻高々となって終わるようなものもあります。これがスイミングスクールで、イントラが現役の自慢をして終わったり、イントラが泳いでみせるだけで終わったら・・・そんなイントラ即クビです。

簡単に言えば講師自体が教え方を知らないと言う事です。施術が上手なのと、教え方が上手いのとは話が別です。参加者があまりスキルアップせずに終わるセミナーは、参加するだけの価値が無いと言えます。
では良いセミナーを見分ける方法は無いものでしょうか。残念ながら参加してみなければ解らないのが実情ですが、それでもいくつかヒントがあります。

・講師を選択する。
講師がお気に入りであれば失敗は少ないと思います。そんな中でも海外から来た講師は結構仕事してくれます。向こうは日本のようにナアナアでは無いのでしょう。また、講師がテクニックビデオを出している場合がありますので、事前に見てから判断するのも良いでしょう。

・内容を吟味する。
講師サイドとしても「これだけは覚えて帰ってもらいたい」と言うものが通常あります。それは募集要項に書かれていたりします。その内容と自分の欲しいものとが一致しているかを良く考えてみましょう。

・独自のテキストを用意している。
講師が出版した本を持参させ、その本の内容だけで終わってしまうのでは出向いた価値がありません。本には書ききれなかったコツやヒントを私たちは教わりたいのです。逆にセミナーで使用していた、良い内容のテキストが出版されるケースがあります。仲井先生の「ダイレクト・テクニック」がその例です。

・何回かに分けて行われる。
単発でも良いセミナーはあるのですが、1日やそこらで覚えられるテクニックにあまり期待しないほうが良いでしょう。逆に良いテクニックほど、習得に時間がかかるものです。何回かに分けて一つのテーマを実施すると言う事は、講師も計画性を持っていると言う事で、内容には満足するはずです。

・サブの講師が付く。
講師の他に、講師の側近が参加者の実技を見て回る事があります。実はその側近のほうが、参加者のレベルに近い存在なので、習得するコツなどを教えてもらうには解りやすい場合があります。

上記のような内容を、よく吟味してから参加しましょう。また会場では「こんな質問したら場をしらけさせる」などと臆する事なく、質問はその場でするようにしたほうが良いです。休憩時間にまで講師に張り付いて質問するよりも、時間内に聞いてくる参加者のほうが、講師としても好印象だと思います。

実際にその会場に出向くと言う事は、そのテクニックを「見て」、「聞いて」だけではなく、「感じて」、「自分が再現する姿を見てもらう」と言う事が成されなければもったいないと思います。講師のテクニックを受け、それを模写して見てもらいましょう。

■読書

学習する手段として読書はとても重要だと思います。もちろん、水泳の本を読んで泳げるようにはならないのと同じで、カイロプラクターは技術屋さんですから、本を読んだだけでカイロが上手になる訳ではありません。しかしながら技術を勉強するには、まず始めに本を読んで基礎知識を身につける必要があります。予め本で基礎的な知識を勉強したうえで実技の講義を受ける場合と、予備知識が何も無い状態で講義を受けるのとでは、その理解度に大きく差が生じます。

1冊の良い内容の本を書くと言う作業は、我々が思っている以上に大変な事だと思います。著者の全力が注ぎ込まれているような本に出会うと、鳥肌が立ち、感動し、価値観が大きく変化します。私にも「もっと早くこの本と出会っていれば・・・」と思う本が沢山あります。その中でも「カウンセリングの技法」「ユーザーイリュージョン―意識という幻想」の2冊は個人的に強い思い入れがあります。是非読んでみて下さい。損はしないと思います。
これに対して同じような内容の繰り返しで、なんとかページを埋めたような本に出会うと破り捨てたくなります。

管理人オススメ書籍

実技の授業やセミナーと本での学習とを繋ぐ役目として、テクニックビデオやDVDがあります。テクニックビデオ等が普及していなかった時代から比較すると、現在カイロを勉強している方は恵まれていると思いますし、テニクックを習得するスピードも速いと感じます。
セミナー参加者のテクニックをビデオ撮影し、それをその場で見ながら復習する、フィードバック学習法を採用したセミナーがあれば技術習得方法としては申し分無いのですが、残念ながらそのようなセミナーは無いようです。

本で基礎的な知識を学習し、動作概要をビデオで学習し、更に実技講習で自分のテクニック姿をフィードバックしながら練習する。これが私の考える最も効率の良い学習法(技術習得法)です。

■ビデオ・DVD

上で書いたように、本による学習と実技講習との中間を埋める役割だと思います。静止画像では動きが解りませんし、実技講習では何度も見返す事が出来ません。その点ではDVD等で何度も繰り返し見る事が出来ます。その画像を手技の見本として脳裏に焼き付け、実際に自分が行う際にイメージするようにすると上達も早いでしょう。

このテのビデオ・DVDは大まかに3種類に分けられます。

1.セミナーを撮影したもの。
内容の良し悪しは、セミナー内容の良し悪しによるので、セミナーに参加した人に聞いてから購入するのも良いでしょう。セミナーで連続物が良いと言ったように、年間を通したセミナー内容を撮影したものに、仲井先生のビデオがあります。理論を説明し、見本を見せ、実際に実技を行わせ、評価する。良い教え方されていると思います。

2.テクニック概要を紹介したもの。
テクニックの概要ですから、理想論的で薄っぺらい内容である場合が多いと思います。マニュアル・メディスンもこの系に入るかと思いますが、構成がしっかりしているのと、テロップの活用により良い内容となっています。

3.テクニックを習得する為の、細かいコツなどを紹介したもの。
コツを伝えると言うのは実は、非常に難しい事なんです。言葉では表現し難いものなので、本で文字化する事も難しいですし、受講者と講師との感性の不一致によっても伝わりにくかったりします。このコツを上手く伝授出来る人が、良い講師と言えます中川先生のビデオなどはこのコツを見事に表現しています。非常に良く出来た内容です。

ジャパンライム