腰に犬を飼う/骨が原因の腰痛

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カイロプラクティックと言うと「腰痛」がイメージされるようです。
そんな事から腰痛で来院される方も多いのですが、腰が悪い方の中には、犬を飼っていらっしゃる場合があります。
「あ~、セントバーナードとか大きい犬の散歩って大変そうだものね」
って、違います。本当に犬を飼っているわけではありませんし、犬種もテリア犬の話です。
まあ、腰痛の有る無しに関わらず、人間の腰にはテリア犬が居るのですが・・・

このテリア犬、残念ながらレントゲンでなければ見る事ができません。
しかも斜めからの角度で写さなければ見れません。
通常は首輪無しのテリア犬なのですが、腰痛持ちの方の中には首輪付きのテリア犬(つまり飼い犬)である場合があるのです。

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この図は左が前、右が後です。腰椎は通常5個あり、これが骨盤の真ん中にある仙骨に乗っかってます。
ところがこの仙骨は前傾してますので、腰椎は滑り台に乗った子供のように、今にも前に滑り出すかのような状態なのです。そこで腰椎は、子供が滑り台から滑り落ちないようバーなどに掴まってふんばるかのごとく、後の椎間関節が重なって滑り出し防止のストッパー機能を果たしています。

もともと関節は骨と骨を繋ぎとめたり、骨と骨との可動性を制限したりするのが役目ですが、人間が2足歩行してしまったものだから、腰椎椎間関節の場合体重支持性とともに滑り出し防止の機能も負う事になってしまったのです。

そんなアレもコレも役を負っているものですから、繰り返されるストレスによりたまに破綻する場合があります。その最たるものが腰椎分離症。端的に言えば椎弓部の骨折です。体を反らせたりする運動を繰り返すと、腰椎全体の弯曲は強まります。

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これにより腰椎椎弓部へのストレスも強まり、クネクネと曲げ伸ばしした針金が折れるかのように、腰椎椎弓も折れてしまうのです。

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この写真は腰椎部を斜め後から撮影したものです。腰椎4番が好発部位ですので、赤線でテリア犬を示してみましたが、上下の腰椎にもテリア犬を確認できるかと思います。

そして頚腰椎椎弓の中でもテリア犬の頚にあたる部分が、細く弱いためにストレスに耐えられず折れてしまうのです。この首輪はレントゲン前後像では確認できず、写真にあるように斜位からでなければ確認する事が出来ません。通常前後、横からのレントゲン撮影2枚で済むのですが、分離の疑いがある場合これに斜位を2枚追加することになります。

話を戻すと
「滑り台上で手を離したようなものですから腰椎は前に滑り出すんじゃないの?」
と言う疑問が生じます。実際に滑り出した状態を腰椎分離、すべり症といいます。

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所がどっこい、腰椎の安定性は椎間関節のみで担っているわけではないので、他の安定要素によりそうそう簡単には滑りません。通常の腰椎であれば、椎弓や棘突起部に筋肉が付着していますので、これが椎間の安定要素として重要な役目を負います。

しかし分離した腰椎にはこの恩恵は得られませんので、他の安定要素に依存する事になります。それが靭帯です。腰椎の前後には前縦靭帯、後縦靭帯があり、これが椎骨間を安定させています。この前後縦靭帯がピンと張っていれば良いのですが、ある理由で緩んでしまう場合があります・・・

続く・・・腰椎分離すべり症の臨床的特長


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