●循環器系が原因(又は間欠性跛行に関して)
何らかの原因で血管が収縮したとすると、筋内の疲労副産物である乳酸を除去できずに、痛みとして症状が現れる場合があります。血管収縮の主な原因としては交感神経の亢進が挙げられます。
これとは別に間欠性跛行と言う症状があります。
「100m位歩くと足がしびれる。一端しゃがんでしばらくするとまた歩けるよ
うになる。」
これを間欠跛行と言います。これの典型的な原因が脊柱管狭窄症です。脊柱管が狭まる事によって、脊髄(馬尾)神経が圧迫され、その神経の走行へ知覚異常が出現します。脊柱管は椎体と椎弓、椎間板、黄色靭帯、そして椎体後面にある後縦靭帯によって形られています。つまり、椎体の骨棘形成や、椎間板ヘルニア、靭帯組織の肥厚などが発生すると、脊柱管を狭めてしまいます。
骨棘、靭帯肥厚に関しては保存療法で改善される可能性は低いかと思いますが、椎間板ヘルニアによる脊柱管狭窄症に関しては、目的部位を牽引する事によって改善される可能性があります。また、黄色靭帯は伸展する事で脊柱管へ引き込まれる構造なので、屈曲牽引による施術方法は、間欠跛行時の休息姿勢に徒手牽引を加えるような状態となるので、症状が改善される可能性があります。
このように、脚のシビレと言うと脊柱管狭窄等の腰からの問題を疑ってしまういますよが、腰椎、椎間板が原因ではないのに、間欠跛行になる病気があります。それが閉塞性動脈硬化症です。これは下肢へ向かう動脈が狭くなり、血液の流れ
が悪くなるために発生すると言われています。
これは腰痛ではなく、下肢への冷えやシビレ感として症状が現れますが、脊柱管狭窄症と勘違いしやすいので注意が必要です。
また、泌尿器科の疾患で腰痛を起こし易いものもあります。その臓器は腎臓です。
背面にあるこの腎臓からこされた尿が一端腎盂と言う場所にたまります。この腎盂
が炎症を起すのが腎盂炎です。 これは腰部に激しい痛みとなって現れますので、腰痛だと思っていると腎盂炎だったと言うケースが多いです。(ウチのも以前なりました。腰痛だと思って鍼治
療受けましたが、その日の夜に腎盂炎で入院しました。)
これらにカイロは効果ありません。投薬だけで済めば良いのですが、手術まで
行く場合もあります。
カイロプラクターはこれらの疾患と我々が扱える疾患と見分けられるようになら
なければなりません。それにはそれぞれの疾患の特徴を良く知り、疑わしいもの
に対しての検査方法を行うようにして行く事が大切です。
また経験も大切です。初心者マークの治療家は沢山の患者さんを診れる環境で働き、様々な疾患を経験したほうが良いと思います。
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