顎関節に対するカイロプラクティック的アプローチ

東京都足立区足立4-24-3 電話03-3889-3902

【カイロプラクティックとO脚矯正】

当院はカイロプラクティックカイロプラクティックを応用したO脚矯正を行っております。

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顎関節: TMJ (Temporomandibular Joint)
一般的には以下のような症状を顎関節症と呼んでいます。
・顎関節に痛み---黙っていても痛かったり、口の開け閉め、物を噛んだとき、手で押したときなどに痛みを感じます。
・クリック音  ----「アゴが鳴る」と言う症状です。「クリッ、クリッ」だったり「ゴリ、ゴリ」だったり様々です。
・開口制限  ----口が大きく開かない(指3本程度しか)、全く口が開かない、曲がって開くなどです。

この顎関節症が原因で様々な症状が現れると言われています。
・不定愁訴  ----客観的、他確的には評価しずらい、頭痛、全身疲労、肩こり、シビレなどを言います。


アゴだけが原因ではなかった!
顎関節症はアゴの関節だけが原因ではないようです。正直に言わせて頂くなら、殆どの方が顎関節症と言えると思います。みなさんも「顎関節症の症状とは」のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
ところが症状が強く現れる方と、全く現れない方がいます。その違いは何でしょうか?
私の考えでは幾つかの要因が積み重なり、一つの症状として現れるのではないかと思っています。
「顎関節症」、「ストレス」、「疲労」、「不良姿勢」、「片噛みクセ」、etc・・・。これらの要因が積み重なり1つの症状として現れるのではないかと。

この状態では症状が出現するまでに余裕がある。


更に積み重なるストレスなどによって、許容範囲を越えると症状が出現する。


顎関節症の症状の難しいところがこんな所にあるのではないかと思います。顎関節だけを施術していても、他の要因が解消されなくては症状は無くならないと思います。
顎関節だけではなく、精神的な健康状態等にも気を配る必要があるでしょう。


顎関節症のメカニズム
●開け閉め
顎の関節は耳の穴の前方にあります。この関節は側頭骨の下顎窩と下顎骨の下顎頭によって形成されています。この下顎頭と下顎窩の間には関節円盤と言うのが存在します。これは下顎頭と下顎窩との接触面を大きくして安定させたり、下顎骨の様々な運動に対応するためにあります。良く言うクリック音は、この関節円盤が関係してきます。

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下顎骨は上下、左右、前後に動くことができます。つまりとても自由度のある関節と言えます。皆さんはよく「アゴが外れた」と言う言葉を使いますが、開口時には「外れているのでは?」と思えるくらい下顎頭がスライドするのです。この下顎頭がスライドする際に関節円盤が圧迫されて変形し、その変形した関節円盤を乗り越える時に「ガクッ」と言う動きと共に、音が発します。これがクリック音の正体ではないかと言われています。

開口制限。その原因として考えられるものとして、頚椎、その下の胸椎、腰椎、骨盤の歪みが原因となる場合があります。下顎だけで開口を考えるとこれに気づきません。下顎が下がると同時に、上顎が上に開くのです。つまり頭蓋骨が後に回転(伸展)、頚椎が伸展するのです。ですから頭が後へ反れないような状況では、口は大きく開けません。首が後へ反れない。つまり頚部が屈曲したままで、伸展制限がある状態。
「ストレート・ネック」
「ミリタリー・ネック」
または
「後弯」
です。この状態で固定化された頚椎は伸展動作を制限します。つまり思いっきり口を開けません。逆に頚椎の伸展が強い場合、閉口制限が発生します。

●噛み合わせ
噛み合わを考えてみましょう。皆さんは上下の前歯がズレていませんか。これは下顎をブランコに例えると解りやすいかと思います。つまり頚椎が右に傾いていたら、ブランコも右へスライドします。左に傾いていたら、ブランコも左へスライドします。この傾いたままで生活していると、筋肉はその状態で発達して行きますので、開閉時に下顎がスライドするような動きが生まれます。頚椎が右凸カーブをしていたり、左凸カーブをしていると下顎がズレる訳です。

このような原因で開閉口制限、下顎のスライドがあった場合、歯列矯正などをしても良い結果は得られないでしょう。頚部へのアプローチが必要だと思います。

噛み合わせを考える場合、重要な要素としてもう1つは
左右の奥歯の高さの違いが原因でズレるケースがあります。これは歯科的な問題がありますので、私達には手が出せません。左右の奥歯の高さが違うと、低い方は物を噛むために反対側より深く噛むことになります。これによって顎は低い方へスライドします。そして下顎頭がより奥(耳の穴側)へ動くことになります。まして、奥歯が抜けていたら下顎頭の動き、前歯のズレはとても大きなものとなるでしょう。

奥歯の高さが低い為、顎関節頭が耳穴の前に当る→痛み


顎関節の動きを自分で簡単に調べることが出来ます。耳に指を入れて顎を開いたり閉じたりしてみて下さい。
ゆっくり開いて、ゆっくり閉じる時に下顎頭はどちらの方が先に戻って来ますか。またどちらの方が指を圧迫しますか。




また、顎の開きかたは鏡を見ればわかりますね。くの字に口が開いていませんか。それともSの字に動きますか。どちらにしろ良い開きかたではありません。まっすぐに開いて行くのが理想です。

顎関節症はどこで診てもらうの?
顎関節症になった方が悩むのがこの問題です。いったいどこで治療を受けたら良いのでしょうか?歯科、口腔外科、整形外科、カイロプラクティック、整体、鍼等でそれぞれその施術効果を発表しています。研究結果や施術内容を拝見するとそれぞれの分野で得意、不得意な部分があるように思います。

私が以前施術していた患者さんは、○○医科歯科大学付属病院で歯科的アプローチを受け、更に私のカイロプラクティック施術を受けていました。
歯科での治療は、奥歯の高さを調整するものでした。噛み合わせた状態で筋力検査を行い、一番力の入る奥歯の高さを見つけましょうと言うものでした。患者さんに確認したところ、噛み合わせた状態だけで、アゴの開け閉め等の動きに関しては一切アプローチされなかったそうです。そこで、私はどのような施術をしたかというと、開口する動きを診るものでした。開口する動きが真っ直ぐに行われず、歪みながら開口していたのを調整して行きました。
○○医科歯科大学付属病院での静的状態でのアプローチと、カイロプラクティックでの動的状態でのアプローチと言うことになります。逆に言うなら、私が奥歯の高さを調整することは出来ませんし、○○医科歯科大学付属病院では顎関節自体の動きや、周辺筋肉の緊張を解いたり、後頭骨、頚椎の調整をすることはしてくれないようです。つまりそれぞれの分野で得意、不得意があるということですので、数種類のアプローチを行い、総合的に治療して行くのが理想と言えそうです。
この患者さんについては、諸事情で結果を最終的には見る事が出来ませんでしたが、良い方向に向かっていたことを覚えています。

●スプリント
歯科及び口腔外科的な分野ですので、専門医に相談して頂いたほうが確実だとは思いますが、知っている範囲で考えると・・・
歯の噛み合せを矯正するのに「マウスピース」を使用して、正しい噛み合せを習得する方法です。マウスピースで左右の噛む高さを揃えて何度も噛むエクササイズを行います。また就寝時に使用する方法もあるようです。
噛む筋肉の再教育って感じだと思います。悪い噛みかたになった原因を治療する訳ではありませんので、このエクササイズを止めたらすぐに元どうりになってしまうのではないでしょうか。
根本的な原因へ対する治療と、平行して行うにはとても良いと思います。


●歯列矯正
専門医へご相談下さい。

●歯科的治療の提案
左右の奥歯の高さが原因であった場合、この高さを揃えることで良い結果を出せると思います。低過ぎる場合には、高さを補うように奥歯に補強し、高過ぎる場合は奥歯を削る場合もあるでしょう。この治療を受けると、始めのうちは違和感がでるかもしれません。ですが、馴れてゆくうちに違和感もなくなり、顎関節症の症状も無くなる事と思います。特に奥歯が抜けてしまっている方は、これが顎関節症の大きな原因となっている可能性がありますので、専門医に相談すると良いでしょう。

●カイロプラクティック
さて、意外と思うかもしれませんが、ある歯科大学の外来医の症例報告では
「顎関節症の治療に咬合を直さなければ症状が除去できない症例は全症例の1割にも満たない。」
と言っています。更に
「実際には詩歌的な因子は全くなく、仙骨の側方傾斜に伴う擬似側弯症候であり、これの自己矯正を行ったところ患者の訴えは即座に消失した。」
と言っています。確かに構造医学系の勉強をしている歯科医の発表なので、疑問に思う点もいくつかはあるのですが、実際の現場で多くの顎関節症を診てきた方の発表なので間違い結果なのでしょう。

さて骨盤の歪みを施術して行くのは、何も構造医学が専売特許という訳ではありません。カイロプラクティックも骨盤の矯正を主体とする所が多いです。(当院も骨盤と頚椎2番を始めに診ます)
この骨盤の歪みから発生する機能的側弯。それから発生する顎関節症と言う図式が、他の構造医学を勉強している歯科医からも支持されていることを考えると、咬合を治療するのは、骨盤、脊柱の歪みを矯正してからでも遅くは無いと思います。逆に早まって咬合や上記の治療をすると、顎関節症の深みにはまってしまうかもしれません。


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