「何じゃそれ」
発端はMMTを考えていた時に偶然発見したテクニックである。効くのか効かないのか疑問であったが、私自身に試した所、他の運動αニューロン抑制テクニックよりも効果的であった為、患者さんにも使っている。
たぶん理屈的にも納得出来る内容なので、もしかしたら「CS」だの、弛緩を目的とした「筋エネルギーテクニック」よりも優れているかもしれない。
いや!たぶん優れている。。。
どうしよう。時代が時代ならかなりスタンダードなテクニックになるだけの器かもしれない。
とりあえず・・・αITとは反射的筋収縮を抑制する操作である。概要を端的に言えば・・・
①,まずはその筋が最大に弛緩出来る姿位にします。⇒筋紡錘弛緩
⇒γループを介しての運動αニューロンの脱興奮
②,次に筋腱移行部の両端に接触して、それを短縮させる方向へ押圧をかけます。⇒筋紡錘更に弛緩
⇒更にγループを介しての運動αニューロンの脱興奮
③,次に拮抗筋に抵抗を加えながら等張性運動を行います。
⇒拮抗抑制反射により主動筋αN抑制
④,主動筋が伸張出来る範囲まで等張性運動を行う。⇒主動筋の腱が伸張され、腱紡錘が緊張
⇒腱紡錘緊張によりⅠb線維が興奮。同筋運動αニューロンを抑制。
専門的に言えば、CSと筋エネとAKの筋紡錘、腱紡錘テクニックを全部組み込んだテクニックって事だ。スゴイだろ?
・・・ん?
スゴクない?
それじゃ、この続きは見なくてヨロシイ。
■客観的判定の提案
■部位別テクニックの実際