誰も書かない骨盤の事


誇大タイトルかもしれません(笑)

一般的に「骨盤は寛骨①、仙骨②、尾骨③で構成されている」となっております。
つまり大きく3つの骨で構成されていると考えられているわけです。

しかし誰もが「骨盤は寛骨、仙骨、尾骨で構成されている」わけではありません。3つの骨ではなく、最多で18個の骨で構成されている場合もあるのです。

感の良い方ならお解りでしょう。ここでウィキペディアを見てみましょう。

「骨盤」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E7%9B%A4
寛骨 : 腸骨、坐骨、恥骨が17歳頃に一体化して1個の寛骨となる。
仙骨 : 5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となる。
尾骨 : 3-6個の尾椎が部分的にあるいは全面的に癒合して尾骨となる。数は不定である(個々人で異なる)

とあります。
寛骨は元々3つの骨なんです。そして重要なのは17歳頃に融合して一つの骨となる点です。
これに疑問を抱きませんか?
「成人したら完全に融合するのか?」
と。頭蓋骨のように完全には融合せず、ほぼ不動の連結で留まる人がいてもおかしくは無いと思いませんか?
荒唐無稽な話と思う方もいるかもしれませんが、二分脊椎、仙骨未融合などは頻繁に見ることが出来ますし、そもそも仙骨は融合した後も椎間板を有していたりするものです。

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もし寛骨が完全に融合していないと考えるなら、仙腸関節の歪みで仙骨に対して上後腸骨棘が前上方へ変位した場合(腸骨のAS変位と言います)の矯正方法として、坐骨を使って矯正しても腸骨は着いてこないことになります。少なくとも17歳以下にはこの矯正方法を行ってはいけません。腸骨のAS変位にはあくまで腸骨を使って矯正すべきなのです。

同様に股関節や坐骨に対する矯正方法として腸骨を使うのは間違いです。恥骨や坐骨そのものに直接矯正力を与えなくてはダメです。

仙骨に関しても1つの骨として矯正している方が殆どだと思いますが、5つの仙椎としてある程度の可動性を有していると考えるべきです。特に腰痛で来院される方の中に、第一仙椎が完全に未融合で腰椎化しているのを見るのはさほど珍しい事ではありません。

このような「骨盤は寛骨、仙骨、尾骨」と言う先入観により
「セオリー通りの施術を行っているにも関わらず、なかなか結果が得られない」
というような泥沼にはまってしまうわけですが、これは施術家だけではありません。論理的に説明を受けた患者さん側も何故良くならないのか理解できません。そして不安に陥ります。やがて不安は疑念となり
「○○院で施術してもらってたけど、全然ダメだったよ」
と施術家を否定しだします。更に施術家だけでなく
「カイロプラクティックは全く効果が無いな」
等とその施術法自体を否定しだすのです。このような患者さんはその後どうするかと言うと、治療院を渡り歩くことになります。そして次の治療院でこれまで受けた施術経験を語りると共に、受けた施術院、施術方法を否定的に語ります。

我々手技療法家は安易にレントゲン画像などを見れる環境にありません。
ぶっちゃけて正直に言えば、初回の施術で骨の未融合などを見分けることは非常に困難です。
しかし経験の豊富な治療家であれば、何回かの施術を行う事によりイレギュラーなパターンを見つける事ができます。つまり施術は検査でもあるわけです。しかしながら固定概念に梱固められた施術家では、そのイレギュラー・パターンを見つけることは困難でしょう。

「何か変だぞ」
と感じたら、様々な可能性を探る必要があります。
幾つかイレギュラー・パターンを見つける方法はありますが、まずは経験に伴う感が重要だと思います。
施術を受ける側の患者さんも、いくつも治療院を渡り歩くより、一度整形外科にて診断を受けてみて下さい。そしてレントゲン画像のコピーをもらって下さい。整形で良くならなく、治療院にゆくのなら、そのレントゲン画像のコピーを治療家に渡してみて下さい。それが何よりも手っ取り早いです。

「レントゲンなんて見ない」
やレントゲン画像を共に見ながら説明してくれない治療家は避けたほうが良いでしょう。恐らくレントゲンの見方を知りません。見ても分析の仕方を知らないのかもしれません。それだけで余計な治療院探しの手間は省けます。


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