パソコンで身体が歪む?

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■人類は進化している

ここ十数年でライフスタイルが大きく変化しました。
それは携帯電話とパソコンの普及です。

今となってはこれが無くては仕事、生活が出来ない方も多い事でしょう。
パソコンも15年位前は「isdn最強」と思っていたら、いつの間にかブロードバンドが出現し、常時高速ネット接続が当たり前となり、更に気がついたら無線lanが一般化していました。
携帯電話もスマホへと進化を遂げ、パソコンよりも気軽にネットに接続する事が可能となり、現代人にとって脳の一部、ある意味「外部記憶」となっています。

しかし人間は、石器時代から環境に適応する為に、長い時間をかけて現在の骨格を作り上げ、それを進化と呼びました。パソコン、携帯、タブレットが日常化した急速なライフスタイルの変化は、その骨格にもに急速な変化(進化)を求めています。人間は環境に適応する柔軟性を持っていますが、残念な事に適応するまでは(進化の過程には)苦痛を強いられます。

大きく変化したのは視界です。
脳に入力される情報の8割は視覚からの情報と言われてます。視覚からの情報により、自分の立ち位置が解り、視覚からの情報に合わせ姿勢を変えたりしてます。
近年、携帯、パソコン等のデジタル機器の使用により、下向きの姿勢でいる時間が増えました。ディスプレイを眺める事による、目そのものに対する影響が危惧されているのに対して、姿勢の変化による首、背中への影響を訴える声は少なすぎるように思います。

■ストレートネックとコンビネーションネック

デスクトップとラップトップ(ノート型)、どちらが日常使いでしょうか?多くの方はノート型ではないでしょうか。収納性も良く、携帯する事も可能で、昨今はスペックも十分です。
ですが、このノート型を使用する事による首への影響はとても大きいと思います。

正月親戚の集まりで「ストレートネック」の言葉を聞くとは思いませんでしたが、私の知らないうちにストレートネックと言う言葉が一般化してきたのかもしれません。長時間のノート型パソコン使用で視線が下向きとなり、これに伴い首を前屈させる為、通常前弯している頚椎のカーブが失われることになります。結果頚椎後部から肩にかけての筋が伸長されつつも収縮(伸長性収縮)し、筋中を走行する血管が圧迫を受け、筋そのものの疲労、血管圧迫による頭痛などが発生します。

更に頚椎前弯が消失する事で、正面を向く為に他の箇所で伸展しなくてはならなくなります。つまり
頚椎前弯 -1
胸椎後弯 +1
腰椎前弯 -1
仙椎後弯 +1
でシーソーのようにバランスを取っていたものが、ストレートネックにより頚椎前弯が±0となりますので、+1多くなってしまう訳です。これを補正するために、通常後弯している胸椎4~6番あたりを伸展させるケースが多いです。これによる背部痛などは下記“参考”をご覧下さい。

頚椎前弯消失により、通常頚椎前弯の中心(頂点)である頚椎5番が後方へ出てくる事でストレートネックとなります。ですが、頚椎1~4番周辺の上部頚椎前弯は残存している場合があります。と言うか臨床的にはこのパターンのほうが圧倒的に多いと思います。この状態はストレートネックではなく、コンビネーションネックと言います。
ストレートもコンビネーションも前弯消失の補正作用として、頭部と首の境目で伸展して正面を見ようとします。これにより、後頭下筋群は緊張し、大小後頭直筋が間接的圧迫を受け、頭痛が発生します。

参考:
背部痛とカイロプラクティック
肩こりを治すにはカイロプラクティック
男の生理?/頭痛の種

■アゴも痛くなる

パソコン等に向かっている姿を横から眺めれば一目瞭然なのですが、頭部は肩の位置よりも前方へ移動しています。この位置は頚椎後部の筋群を伸長させるのですが、頚椎前部の筋も伸長します。これにより下顎はは引っ張られ、上顎と下顎の間にズレが生じます。下顎頭は側頭骨の下顎窩へ押し付けられる形になりますから、場合によっては炎症し痛み出す事になります。
これを顎関節、噛み合わせだけの問題としてしまっていたのが、古い口腔外科等でした(最近は考えを改めているようですが)。
頭部前方移動⇒下顎後方⇒顎関節炎症
と言う図式に加え、頚椎の側弯の問題も考えたうえで、噛み合わせを調整しないと様々な弊害が生じます。

他にも
・マウスによる右肩甲骨外転
・小胸筋syn
・菱形筋からの胸部側弯
・キーボードによる巻肩
・タイピストsyn
・猫背
など色々な問題を記事にするつもりでしたが、文字数多いのでこのあたりで終わります。

ようは長時間の下向き姿勢が、長年かかって築き上げた骨格に影響を与えているわけですから、これを進化の痛みとして受け入れて行くのか、それとも視界を遮るビルなど無く、遥か遠くの山々を見ながら生活する事によって獲得した骨格を維持してゆくのかは、これから開発されるウェアラブル機器に託された訳です。さてどうなるのでしょうか。あと10年後位には電脳化?まさかねぇw。


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